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  • 9/17~9/26休館のお知らせ

    当協会が入居しているかでる2.7ビルが9月17日~9月26日、受変電設備の更新を行うことから全館停電となり、この間閉鎖となります。ご不便をおか けしますがよろしくお願いします。

  • 令和6年度 文化財保護功労者 受賞者

    丸山 立一

     羅臼町マッカウス洞窟内の環境調査を行った平成16年より、すでに減少していたヒカリゴケの保護のための調査研究を行う。
    平成24年から、羅臼町郷土資料館のヒカリゴケ生体展示への協力を現在まで行っている。平成27年にはヒカリゴケの著しい減少を危惧し、羅臼のひかりごけ保存会を設立し、事務局長に就任する。
     また、町教育委員会と共同で羅臼のひかりごけの保護増殖事業を開始し、保護増殖計画を策定する。現地調査及び増殖の実施では中心的な役割を担い、平成30年には北海道天然記念物の指定当時(昭和38年)の姿までヒカリゴケを回復させる。この間、令和5年まで保護増殖事業の影響を把握するためのモニタリング調査を実施する。
     これまでの調査研究成果を学会等で発表したり、町内の学校等でも精力的に普及をしており、その成果は町の文や化財の保護や普及啓発に寄与している。

    伊達郷土史研究会

     当研究会は、地域の誇りである縄文文化からアイヌ文化に至る文化と亘理伊達家の移住に伴う武家文化が接触・融合してできた独自の歴史文化を次世代に伝えていくことを使命として昭和37年設立された。以来、60年以上にわたり市民有志によって市内文化財の調査研究や資料の整備、普及啓発等の様々な活動を行っている。
     特に、創立60周年記念事業として和4年に実施された市内文化財ガイドブックは、指定文化財はもとより、特徴的な景観や寺社仏閣、石碑や伝承等に至る幅広い歴史文化資産を取り上げている労作である。地域の文化財全体の周知や普及とともに、市内文化財を網羅した資料としても一級の価値を持っている。
     市内の小学6年生から中学3年生に配布されており、次世代を担う児童・生徒への文化財保護意識の普及・啓発にも大きく貢献している。

    金刀比羅神社奉賛会

     昭和15年、金刀比羅神社の奉賛会として発足し永きにわたり同社を支えて来た。以来、毎年8月、金刀比羅神社例大祭の開催準備から運営を行っている。例大祭は、根室市に鎮座する金刀比羅神社の祭礼として行われ、神輿に山車が供奉し市内を巡幸している。
     祭礼で行われる神輿渡御は、約1.5トンの神輿を道中一貫して人力により担ぎ、4つの祭典区が山車を繰り出している。子どもや若者が 担う先太鼓・金棒・手古舞・お囃子などの演目が加わり、奉賛会を中心に大祭奉仕者や祭典区が協力し、盛大な祭となっている。
      平成18年の創祀200年を機に神輿の全面修復を行う。また、お祭り資料館を新設し、神輿や例大祭資料を展示し例大祭の伝承に尽力している。これらの活動は、地域における伝統文化の継承に大きな役割」を果たしている。