1 文化財保護普及事業
(1)文化財保護功労者表彰
北海道の文化財保護に功労のあった個人・団体に「文化財保護功労賞」を贈って、その功績をたたえる。
- 期 日
- 平成27年10月27日(火)
- 会 場
- 道庁赤れんが庁舎 2階 1号会議室
- 受賞者
-
「個人」 熊谷 正吉(月形町)、三好 保(倶知安町)
「団体」 標茶縄文会(標茶町)
(2)子どもの文化財愛護活動推進事業
次代を担う児童生徒に対し、地域の文化財に直接触れる機会を提供し、身近な文化財への理解を深めさせるとともに、地域の生活文化の伝承や文化財を愛する心を育て文化財愛護活動の普及・啓発を図るため、地域と連携し「子どもの文化財愛護活動」事業を実施する。
ア)木古内町での実施
- 期 日
- 平成27年10月4日(日)
- 会 場
- 木古内町郷土資料館
- 内 容
- 「土偶にまなぶ 縄文時代のくらし」について学習し、土偶の写真実測図を観察のうえ、土器づくりを行った。
- 講 師
- 北海道埋蔵文化財センター 倉橋直孝氏
- 参加者
- 21名
イ)札幌市での実施
- 期 日
- 平成27年10月13日(火)
- 会 場
- 札幌市立月寒小学校
- 内 容
- 昔から今へ続くまちづくり~北海道開発と月寒レンガ~と題して学習し、月寒のレンガマップを作成。
- 講 師
- 当協会理事 田山修三氏
- 参加者
- 34名
ウ)札幌市での実施
- 期 日
- 平成27年12月10日(木)
- 会 場
- 札幌市立手稲東小学校
- 内 容
- 学校の郷土資料室にあるむかしの道具などを用いて描き、絵手紙を作成。
- 講 師
- 当協会理事 田山修三氏
- 参加者
- 98名
エ)紋別市で実施
- 期 日
- 平成28年3月12日(土)
- 会 場
- 紋別市立オホーツク青年の家
- 内 容
-
- 紋別の鉄道開通頃の話し(昔の鉄道と町並み)
- 当時のリレー機(閉塞機)の操作体験
- ディーゼル機関車のペーパークラフト作成
- 講 師
- 当協会理事 山田雅也 氏
- 参加者
- 23名
(3)広報紙「文化情報」の発行
349号~354号(隔月)
- 発行部数
- 1,600部
- 配布先
- 会員、各教育委員会、各市町村図書館、教育関係機関、道内高等学校等
(4)機関誌「北海道の文化」の発行
機関誌「北海道の文化」88号を発行し、関係機関に配布。
88号(平成28年2月)年1回 1,200部を発刊。
配布先 会員、各市町村図書館、教育関係機関、道内高等学校等
(5)文化財めぐり
ア)日帰り文化財めぐり(1日)
旭川市内の文化財をめぐる研修視察を実施した。
- 期 日
- 平成27年8月8日(土)
- 参加者
- 30名
- 内 容
- 鷹栖の郷土資料館、旭川文学資料館、北鎮記念館、三浦綾子記念文学館、旭川博物館、北門中学校内「知里幸恵」文学碑と「知里幸恵資料室」を見学。
イ)道外文化財めぐり(道外2泊3日)
東京・横浜・鎌倉・小田原を中心とした歴史探訪の旅
- 期 日
- 平成27年9月8日(火)~10日(木)
- 視察先
- 東京駅、上野東照宮灯籠群散策、帝国書院、神奈川県立博物館、小田原城、二宮尊徳記念館、鎌倉大仏、鎌倉文学館、円覚寺
- 参加者
- 26名
(6)文化財講演会
第一回
- 期 日
- 平成27年6月6日(土)
- 会 場
- 北海道博物館
- 講 師
- 北海道博物館 学芸部長 舟山 直治 氏
- 演 題
- 「北海道博物館について」
- 参加者
- 55名
第二回
- 期 日
- 平成27年9月11日(金)14時から16時まで
- 会 場
- 札幌市 かでる2・7ビル
- 講 師
- 元文化庁長官 玉井 日出夫 氏
- 演 題
- 「日本人の感性、美意識」~クールジャバンと伝統文化~
- 参加者
- 55名
第三回
- 期 日
- 平成27年11月24日(火)
- 会 場
- 札幌市 かでる2・7ビル
- 講 師
- 大谷大学 教授 森 雅人 氏
- 演 題
- 「日本海沿岸地域の郷土料理~積丹町美国及び八雲町熊石を事例として」
- 参加者
- 34名
第四回
- 期 日
- 平成28年2月18日(木)
- 会 場
- 札幌市 かでる2・7ビル
- 講 師
- 阿部 千春氏 (北海道環境生活部 くらし安全局文化スポーツ課 縄文世界遺産推進室特別研究員)
- 演 題
- 「縄文遺跡群の世界遺産登録を目指して ―その意義と可能性―」 講演後、学生を交えて公開座談会を開催。(札幌国際大学と共催)
- 参加者
- 49名
(7)文化財講演・交流会
第一回
- 期 日
- 平成27年7月27日(月)
- 会 場
- 札幌市 サッポロビール博物館
- 講 師
- ノンフィクション作家 合田 一道 氏
- 演 題
- 「墓のある風景~開拓の大地を彩った人たち~」
- 参加者
- 講演80名 交流会67名
(8)文化財を生かした絵手紙講座
大人を対象にして、文化財等の学習会を行い、それを題材にした絵手紙講習会を行う。
- 期 日
- 平成27年11月20日(金)
- 会 場
- 赤れんが庁舎 かでる2・7ビル
- 講 師
- 当協会常任理事 遠藤 龍畝氏、当協会理事 田山 修三氏
- 参加人員
- 14名
(9)情報交流広場における展示について
- 期 日
- 平成27年4月1日(水)から4月15日(水)まで
- 会 場
- かでる2・7ビル9階 北海道生涯学習協会展示ケース
- 内 容
- 「文化財あったかイラスト展」
- 作 者
- 菅原 清貴 氏
(10)関係団体が実施する事業の後援
ア)北海道高等学校文化連盟第50回全道高等学校郷土研究発表大会後援
イ)(財)日本民謡協会民謡民舞北海道道央連合大会後援
(11)インターネットを活用した情報提供事業
ホームページを充実して文化財保護に関する資料や情報などを迅速に提供して、地域の様々な活動を支援していくため、情報の拠点としての体制を整備していく。
ホームページを充実して文化財保護に関する資料や情報などを迅速に提供して、地域の様々な活動を支援していくため、情報の拠点としての体制を整備した。
2 会議の開催
(1)通常総会
- 期 日
- 平成27年6月6日(土)
- 会 場
- 北海道博物館
(2)役員会
3回開催。
(3)常任理事会
今年度開催なし。
(4)編集委員会及び旅行企画委員会
12回開催。
(5)活性化委員会
1回開催。
(6) 顧問会議
1回開催。
「文化遺産を活かした地域活性化事業」の実施(文化庁補助事業)
北海道文化財保護協会は、一般社団法人 北海道建築士会、NPO法人歴史的地域資産研究機構の三団体で実行委員会を組織し、次の事業を実施する。
- 事業名
- 「文化遺産を活かした地域活性化事業」
- 事業主体者
- 北海道文化遺産活用活性化実行委員会
- 実施期間
- 平成27年4月13日~平成28年3月31日
- 総事業費
- 936万
実施内容
- 地域性を考慮したヘリテージマネージャー等の育成のための制度設計及び認定試験の実施
- 歴史的地域資産の保存活用の検討と推進のための普及啓発事業
- 歴史的地域資産の現況及び将来資産の調査
その他
- 実行委員会名
- 会 長
- NPO法人歴史的地域資産研究機構代表 角 幸博 氏
- 副会長
- (一社)建築士会函館支部長 山内 一男 氏
- 事務局長
- 北海道文化財保護協会事務局長 高久 忠明 氏
上記主な事業内容
1.ヘリテージ・マネージメント専門職育成講座の実施 (5月30日から10月18日)
- ア)5月30日から10月18日まで実施し、修了者ヘリテージ・マネージャー34名、ヘリテージ・コーディネーター13名が修了。
- イ)ヘリテージアドバイザー講習会 平成27年5月29日(金)
-
ウ)ヘリテージフォローアップ事業
- 函館開催 平成27年6月20日(土)から21日(日)
- 帯広開催 平成27年8月1日(土)から2日(日)
- 札幌開催 平成27年10月10日(土)
2.歴史的地域遺産の保存活用と普及啓発事業
- ア)子ども歴史街並講座 (寿都高校ボランティア部 まち歩きツアー)
- イ)札幌市月寒小学校 (明治の国づくりを進めた人々)
- ウ)大人の歴史遺産講座 (草創期札幌の街づくりと歴史的遺産)
- エ)北海道大昔のくらし(郷土の理解と体験学習の手引き)普及啓発本発行
3.歴史的地域資産の現況及び将来資産の調査
- ア)北海道の太子講調査
- イ)地域モデル抽出による簡易耐震予備診断