平成27年度 文化財保護功労者 受賞者


熊谷正吉

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月形町職員として勤務の旁ら、樺戸監獄に関する歴史資料の収集・保管に努められた。

昭和47年に開館した北海道行刑資料館(後の樺戸博物館)が開館した際には、収集した資料の展示・整理・保存に大きな役割を果された。昭和58年には郷土史研究会を立ち上げ、郷土史・文化関係において様々な地域振興に尽力され、特に月形の監獄史について深く研究を進め地域文化に貢献された。

現在、月形町樺戸博物館名誉館長として、樺戸監獄だけでなく月形町の歴史や文化を伝えていく、取り組みを行っていることは高く評価される。

三好保

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昭和8年に奉納された倶知安赤坂奴は、80数年もの間地域の人達によって守られ、伝えられてきた倶知安町の伝統文化です。昭和23年八幡地区青年団の一員として地元八幡神社例祭奉納赤坂奴の保存に努められ、昭和56年には、倶知安赤坂奴保存会の設立に関与すると共に、同保存会の会長職に就くまでの20数年間にわたり、後進の指導や倶知安赤坂奴の普及に尽力された。

また、地域の年中行事として、地域住民と共に伝承活動を行い、半世紀にわたり神興渡御とともに町内を巡回し町の慣習となったこと等を評価され、町の無形民俗文化財に指定された以降、全町的に奉仕者を発掘し、後継者の育成に努められたことは高く評価される。

標茶縄文会

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平成18年に次代を担う子供達に自然との共生や人としての優しさを伝えることを目的に「標茶縄文会」が設立された。この間、縄文文化に係る各種講演会を数多く開催し、町民への文化財の保護普及啓発に努められ、郷土学習や地域観光振興に尽力した功績は大である。

また、標茶町の遺跡解説板を5年間で10箇所設置され、設置後の管理も会として行っており、町内外に埋蔵地の紹介活動を広く発信している。

標茶縄文会の設立趣旨に基づき、未来を開く子供達を育成する取り組みの中心となって活動している様子は高く評価される。